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就業規則は作成過程が大事。単なる書類作成ではない?!

就業規則は作成過程が大事。単なる書類作成ではない?!

就業規則作成のご依頼を受けた時に、私が心掛けていることは、
社長や労務担当の方の頭の中に、就業規則のポイントが残っている状態を目指すということです。
そして、必要な時に辞書のように就業規則を見て頂く。
ポイントが頭の中にあると、社員に指示・指導する時にそれらの発想が活かせるようになります。

ヒアリングだけされてほとんどおまかせ作成だと、書類はできあがっていても頭の中には残っていないことが少なくありません。
そのため、3ヶ月ほどかけて、打ち合わせを3、4回し、完成させていきます。
就業規則の作成とは、社内ルールを項目ごとに検討し明確化すること(書類にすること)です。
「これでどうですか、それで OK です」という場合がほとんどですが、中には、持ち帰って再提案することもあります。
その間、「やっぱりこっちのほうがええわ」と変更になることもあります。大いに結構です。
そういう紆余曲折が大事です。
「そうそう、こういうことがあったわ」と思い出されることもあります。3ヶ月ほど作成期間を取ると自ずと出てきます。
これが大事なんです。
そういうプロセスを経て、揉んでいき、書類に仕上げます。
これにより、ポイントが頭に残るようになります。

例えば、助成金申請のために慌てて作成した場合は、後で「え、そんなこと書いてあったか?」となります。
一方、就業規則のポイントが頭にあると、社長が何となく「こんな感じのこと書いてあったんちゃうか」と一旦立ち止まり、労務担当の総務部長が、「そうですね」とさっと就業規則をめくって具体的に確認する。
これで会社としての労務管理力が全然違ってくるわけです。

就業規則の打ち合わせは、細かい話ばかりにならないように気を付けています。細かいところはメールや電話で確認すればすみます。それよりも相談・助言・議論といったやりとりです。
数多くの就業規則の作成に携わってきた経験から、書類にする作業のところは全体の3割ほどであとの7割は相談・助言・議論といった感じです。
実態に合わせる、法律に合わせる、今後の方針に合わせるの3つの視点を踏まえながら打ち合わせをして、最終的には書類にします。関連する項目の法的説明ももちろん含みます。
このプロセスを経て、腹に落ちるのです。
就業規則が単なる書類作成ではないことがお分かり頂けたのではと思います。

就業規則の作成・改定については、新居事務所までお気軽にご相談ください。。。

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更新日|2022 08 18

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